歴史

神道流から神道一心流兵法への発展経緯

鹿嶋神傳

鹿嶋の剣のいわれ

さて、鹿嶋神傳なる呼称の根源を訪ねるに、神代建御甕槌命は、天孫降臨に先立って大八洲の地に降り立ち、はびこる夷族を征伐し利根川の北、常陸まで追払い鹿嶋の地で鎮座し高天原へ戻った。

このタケミカツチが人代になって、鹿嶋神宮の鹿嶋大神として祀られた。この武術を「鹿嶋の剣」と言う。その後、鹿嶋神宮累代神官が剣技傳統を守り伝え、鹿嶋大神の傳系からして「鹿嶋神傳」という。のちに足利時代に飯篠長威斎がこの剣技を基に神道流を編み、神道流という流儀を編んだ。

今日に至るもこの傳系流派は鹿嶋神傳を冠している。我が神道一心流兵法も鹿嶋神傳を冠している。

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